@がんのリハビリテーション実践セミナー |
実践セミナーは、全国のがん診療連携拠点病院 286 施設の多職種スタッフ(職種・経験年数は問わず、 各施設1名限定)を対象に計3 回開催しました。 |
日程、参加者、場所は以下のとおりです。3回のセミナーでのべ 145 名の参加がありました。 |
日程 |
参加者 |
場所 |
住所 |
2007年 |
8月4日(土)・5日(日) |
57名 |
国立看護大学校 |
東京都清瀬市 |
2007年 |
11月24日(土)・25日(日) |
35名
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大阪南医療センター付属大阪南看護学校
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大阪府河内長野市
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2008年 |
1月19日(土)・20日(日) |
53名
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国立看護大学校 |
東京都清瀬市
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職種別では、いずれの回とも理学療法士が半分を占め最も多く、看護師、作業療法士、言語聴覚士、医師の順でした。 |
セミナーは2日間で講演、実演、実習、グループワークから構成され、がんのリハビリテーションについて基礎から幅広く学べる内容としました。また、専門性の高い内容については、 2つのコースを用意し、選択できるようにしました。 |
第3回( 2008年 1月)のプログラムを表に示しました。 |
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がんのリハビリテーション実践セミナーの様子 |
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2007年度 第3回がんのリハビリテーション実践セミナーのプログラム |
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1日目:2008年1月19日(土) 9時〜17時 |
2日目:2008年1月20日(日) 9時〜17時 |
ワークショップ:がんのリハビリテーションの問題点 |
がんのリハビリテーションの概要 |
緩和ケアにおけるリハビリテーションの概要 |
進行がん患者の基本動作・歩行障害へのアプローチ |
がん性疼痛に対する物理療法 |
進行がん患者の廃用へのアプローチ |
進行がん患者のADL障害へのアプローチ |
造血器がんの特徴・治療・リハビリの概要 |
化学療法・放射線療法の特徴・リハビリの概要 |
心のケアとしてのリハビリテーション |
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肺がん・食道がんのリハビリの概要 |
開胸・開腹術後の呼吸リハビリテーション |
骨・軟部腫瘍、脊髄腫瘍のリハビリの概要 |
骨・軟部腫瘍による上・下肢の障害へのアプローチ |
頸部郭清術後の肩への対応 |
乳がん・婦人科がんのリハビリの概要 |
乳がん・婦人科がんの周術期リハビリ |
頭頸部がんのリハビリの概要 |
頭頸部がんによる摂食・嚥下障害、発声・構音障害へのアプローチ |
脳腫瘍のリハビリの概要
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脳腫瘍による片麻痺へのアプローチ
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脳腫瘍による高次脳機能障害へのアプローチ
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現状と今後の課題
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リンパ浮腫・進行癌患者の浮腫への対応
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A講演会
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2008年3月2日(日)に聖路加看護大学ホール(東京都中央区)で開催されました。 |
講演会のテーマは「厚生労働省委託事業講演会 がん医療変革の時代 QOL と尊厳を支えるリハビリテー ション - がん患者のケアに役立つリハビリテーションテクニック - 」とし、ライフプランニングセンター理事長 の日野原重明先生にも講演していただきました。 |
ベッドサイドで実際に使える実践的なリハビリテーション・テクニックの習得を目指した内容を目指した内 容で、看護師を中心に 400 名を超える参加がありました。 |
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B研修テキストの作成・配布 |
3回の実践セミナー・講演会の内容を書き起こした研修テキストを作成しました。また、講演の様子を撮 影、編集した DVD を付録としてつけたものを、全国のがん診療連携拠点病院すべてに無料で配布しました。 |
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