@がんのリハビリテーション実践セミナー |
2007年度は特に参加者の職種や経験年数を問わなかったが、2008年度は、さらに一歩進んで、多職種チームによるがん医療の中でリハビリテーションを実践する際に必要な知識や技能を有する指導的スタッフを育 成する( FD : Faculty Development )ことを目的に、現在、がん医療に携わっており、かつ指導的立場にいる方々を対象としたセミナーを企画、計2回開催しました。 |
受講条件は、 |
@がん医療に関わっている医療職で、かつ各施設にて指導的立場にいる方 |
A医師もしくは看護師とリハビリスタッフ(作業療法士、理学療法士、言語聴覚士など)の2名以上のチーム参加 |
日程、参加者、場所は以下のとおりです。2回のセミナーでのべ 146 名の参加がありました。 |
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日程 |
参加者 |
場所 |
住所 |
2008年 |
6月27日(土)・28日(日) |
71名 |
国立看護大学校 |
東京都清瀬市 |
2008年 |
9月27日(土)・28日(日) |
75名
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兵庫看護協会 神戸看護研修センター |
兵庫県神戸市
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セミナーは 2 日間でグループワークを主体に構成され、実習や事例検討を行うとともに、がんのリハビリ テーションを今後すすめていくにあたって、参加者各々の施設や地域における課題と目標を明確にし、 それを実現するための方法も討議されました。 |
第2 回のプログラムを表に示しました。 |
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2008年度 第2回がんのリハビリテーション実践セミナーのプログラム |
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1日目:2008年9月27日(土) 9時〜17時 |
2日目:2008年9月28日(日) 9時〜17時 |
グループワーク:がんのリハビリテーションの問題点 |
がんの病態・診断・治療の概要 |
がんのリハビリテーションの概要 |
周術期リハビリテーション 患者評価のポイントと訓練の実際 |
化学療法・放射線療法中・後のリハビリテーション患者評価のポイントと
訓練の実際 |
ADL・IADL障害・歩行障害 |
がん患者の摂食・嚥下障害・コミュニケーション障害 |
症例検討:問題を抱える患者にどう対応するか? |
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進行がん患者に対するリハビリテーションアプローチ |
心のケアとリハビリテーション |
グループワーク: がんのリハビリテーションの問題点の解決 |
リンパ浮腫・進行癌患者の浮腫への対応 |
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第3回セミナーでは、がん看護に関わっている看護師を対象にベッドサイドでの実践を目的とした実演・ 実習を主体としたセミナーを開催しました。 |
日程・参加者・場所は以下のとおりです。 |
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日程 |
参加者 |
場所 |
住所 |
2009年 |
1月24日(土)・25日(日) |
63名 |
国立看護大学校 |
東京都清瀬市 |
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A講演会 |
2008年12月13日(土)に聖路加看護大学ホール(東京都中央区)で開催され、 400 名余りの参加がありました。 |
講演会のテーマ は、 「 厚生労働省委託事業講演会 QOLと尊厳を支えるリハビリテーションがん医療変革の時代―チームケアにおける看護師の役割―」としました。 |
招待講演として、静岡県立静岡がんセンターの栗原幸江先生には、臨床心理士の立場から、「患者の おもいを支える支援」について、 ご講演いただきました。パネルディスカッションでは、「がん医療におけるチーム医療のあり方」をメインテーマとして、がんのリハビリテーションにおいて、看護師が果たす役割について、活発に討論がなされました。 |
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