化学療法の患者さまの増加に伴い緩和期の患者さまも増加しており、外来・入院・在宅部門が密に連携しより計画的な在宅ターミナルケアを提供する目的で平成 20年4月から開催されました。
構成メンバーは医師(病院・往診)・看護師(がん看護認定・化学療法室・訪問看護・病棟・外来)薬剤師(院内・院外薬局)・ MSW(医療福祉相談室)・ケアマネージャー(在宅医療相談室)・リハビリ科(PT)・事務で構成されています。活動日時は第2・4木曜日の16-17時で入院中の全担がん患者さまや外来化学療法中の患者さまのプレゼンテーションと情報交換を軸に、在宅ケアへ移行できる患者さまや入院になりそうな患者さまをさらに絞込み、各職種が到達目標の確認とIC(インフォームドコンセント)の内容確認をする場となっています。
在宅ケアへ移行する為には対象患者さまの PS (ADL)の把握も必須で、特に緩和期のリハビリががん患者さまの生きる希望を支える側面も持っている事を他職種の皆様は理解して下さっており、リハスタッフのカンファレンスの参加は意義のあるものになっています。
がんと診断された時点から緩和期までの継続的な医療を提供するのが、当院のように地域に根ざした医療を提供する市中病院の役目であると考えます。当院の「がん在宅医療カンファレンス」は在宅ターミナルケアの実現の為に他職種が連携しお互いが成長できる場にもなっています。 |