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各施設でのがんのリハビリテーションに関する取り組み紹介
     
 

 
   
がんのリハビリテーションに関して、各施設での取り組みを紹介いたします。
@周術期の取り組み。
A緩和ケアチームでの活動。
B院内での啓発活動。
などなど、がんのリハビリテーションに関する取り組みであればなんでも構いません。
掲載ご希望の方はメールフォームでお問い合わせください。
 
   

[当院紹介]

 
健生会土庫(どんご)病院は奈良県中部に位置する199床(18 0床稼動)の一般急性期病院です。今春には病院併設の大腸肛門病センターの機能がより充実した消化器病センターへと発展を遂げました。また2005年から化学療法にも力を入れています。
 

[がんのリハビリテーションの取り組み]

 周術期の呼吸器リハビリとして消化器癌開腹手術(胃癌・大腸癌・肝臓癌など)の全症例に関わっています。化学療法中の回復期・維持期の患者さまには体力維持・増強のためのエクササイズを提供し、緩和期の患者さまには ADL維持QOL向上のために介入します。リンパ浮腫の患者さまにも対応しています。また在宅ターミナルケアを受けられる患者さまの必要に応じて訪問リハビリを提供しています。当院は市中病院ですが多くのがん患者さまに多種多様のリハビリ医療を提供しています。

 
[がん在宅医療カンファレンスの紹介]

 化学療法の患者さまの増加に伴い緩和期の患者さまも増加しており、外来・入院・在宅部門が密に連携しより計画的な在宅ターミナルケアを提供する目的で平成 20年4月から開催されました。
  構成メンバーは医師(病院・往診)・看護師(がん看護認定・化学療法室・訪問看護・病棟・外来)薬剤師(院内・院外薬局)・ MSW(医療福祉相談室)・ケアマネージャー(在宅医療相談室)・リハビリ科(PT)・事務で構成されています。活動日時は第2・4木曜日の16-17時で入院中の全担がん患者さまや外来化学療法中の患者さまのプレゼンテーションと情報交換を軸に、在宅ケアへ移行できる患者さまや入院になりそうな患者さまをさらに絞込み、各職種が到達目標の確認とIC(インフォームドコンセント)の内容確認をする場となっています。
  在宅ケアへ移行する為には対象患者さまの PS (ADL)の把握も必須で、特に緩和期のリハビリががん患者さまの生きる希望を支える側面も持っている事を他職種の皆様は理解して下さっており、リハスタッフのカンファレンスの参加は意義のあるものになっています。
がんと診断された時点から緩和期までの継続的な医療を提供するのが、当院のように地域に根ざした医療を提供する市中病院の役目であると考えます。当院の「がん在宅医療カンファレンス」は在宅ターミナルケアの実現の為に他職種が連携しお互いが成長できる場にもなっています。

 

医療法人健生会土庫(どんご)病院ホームページ  

http://www2.kenseikai-nara.jp/dongo/index.html